阿部選手の成績(5月2日現在)
巨人の阿部選手が、セリーグの月間本塁打記録(16本)に並びました。打席の少ない下位打線での達成は驚くべきことです。5月になっても勢いは衰えず、1日の広島戦では抑えの永川からサヨナラホームランを放っています。
阿部選手は単に本塁打数のみではなく、逆転ホームランやサヨナラホームランなど、非常に効果的な場面で本塁打を放っています。
それでは、このように記録的な打撃を見せた阿部選手の貢献値はどの程度なのでしょうか。巨人はやっと借金1ですが、阿部選手の打撃が無かったら、どれくらいの成績になっていたのでしょうか。
さて、阿部選手の4月の成績を勝率案で評価してみました。その結果、
@ 貢献値 プラス281.3%
A 局面値 283.8%
B 貢献率 プラス99.1%
となりました。
貢献値については、まさに神です。嶋選手がプラス150.6%、セリーグ投手の稼ぎ頭が福原の98%程度ですから、これをはるかに上回る数字です。はっきり言って、今シーズンの残りをまあまあの成績で乗り切れば、MVPの有力候補になってしまいます。
事実、MVPを獲得した選手の内、レベルの低い年なら、プラス300%台でMVPが出ているものとおもわれます。阿部はあとちょっとなのです。
この貢献値プラス281.3%は、阿部が巨人に貯金5.6分をもたらしたことになります。したがって、仮に阿部がいなかったら、借金6.6でダントツの最下位ですね。
次に局面値283.3%ですが、これは、下位打線にしては多めですが、今年のプロ野球は逆転が多いことから、各チームとも局面値が多めになっているので、阿部選手に極端に多くチャンスが回ってきていたわけではありません。
むしろ驚異的なのはプラス貢献率99.1%です。これを、仮に投手が達成しようとすれば、パーフェクトしかないです(パーフェクトなら、100%)。勝率案においては、貢献値も局面値も、打者と投手にニュートラルですから、阿部の貢献の効率の良さは投手がずっとパーフェクトを続けているほどのものです。
貢献率は、年間を通じてプラス30%程度が、MVPの目安です。
今、年間試合数の1/5程度が終了しましたが、阿部選手がこのまま、残りのシーズンを貢献率0%で過ごしたとしても、貢献率は年間で、99.1/(5-1)=24.8%となります。なんとも言いようがありません。
特に大きかった貢献は、
4月11日ヤクルト戦の第3打席(6回裏1対4、2死満塁で逆転満塁弾。プラス47.7%)、
4月13日中日戦の第4打席(8回裏6対9、1死2・3塁から、同点スリーラン。プラス37.7%)
5月2日広島戦の第5打席(11回裏3対3、1死1塁から、サヨナラツーラン。プラス36.0%)です。
そのほかにも、プラス20%を越えるヒットも複数あります。普通、プラス30%を超えるようなヒットは年間何本もありません。神がかり的です。
(毎日の結果)
4月2日 -4.0%
4月3日 -6.3%
4月4日 3.2%
4月6日 5.0%
4月7日 -9.9%
4月8日 -0.1%
4月9日 2.4%
4月10日 18.4%
4月11日 50.8%
4月13日 60.1%
4月14日 10.5%
4月16日 5.0%
4月17日 -3.0%
4月18日 -4.5%
4月20日 40.9%
4月21日 35.6%
4月22日 4.7%
4月23日 9.2%
4月24日 -10.4%
4月25日 -7.9%
4月28日 23.1%
4月29日 11.7%
4月30日 -5.7%
5月1日 39.0%
5月2日 13.6%