可点とは。
貢献値や実績値は、計算が細かい、面倒という問題点が指摘されているところです。そこで、このような指標より、もっと簡単な指標の「可点」について説明したいと思います。
可点とは、チームの得点期待値の変動分です。例えば、チームの平均得点を1試合あたり4.5点とすれば、1イニングあたり0.5点となります。つまり、イニング開始時のチームのそのイニングの得点期待値は0.5点です。
ここで、例えば、先頭バッターがヒットで出塁すれば、そのイニングの得点期待値は0.88点程度になります。すると、当該ヒットを打った選手は、「0.38点の可点を挙げた」ことになります。
一方、先頭バッターが凡退すれば0.27点程度の得点期待値になりますから、当該バッターは「0.23点の可点を失った」ことになります。
この値は計算は簡単ですが、イニングや点差といった重要性は勘案しませんので、打者においては打点の詳細版、投手においては、「(平均的な防御率-防御率)×イニング数」に近くなります。投手では、例えばイニングの途中で降板した場合でも、走者を残せばその分評価されるので、中継ぎ投手や抑え投手が先発投手より防御率が良くなるというような問題点は生じません。
逆に、投手の実質の防御率を計算したければ、平均的な防御率−(可点/イニング数)で求められることになります。
なお、加点も貢献値と同様、平均的な選手で得失ゼロになる問題点があります。
(アウトカウント-走者別.得点期待値表(1試合平均得点4.96点とする)
(例)
無死満塁での得点期待値⇒2.24点
1死2・3塁での得点期待値⇒1.33点 など。
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0 |
1 |
2 |
3 |
12 |
13 |
23 |
123 |
|
0 |
0.55 |
0.95 |
1.13 |
1.32 |
1.53 |
1.78 |
1.93 |
2.24 |
|
1 |
0.30 |
0.57 |
0.70 |
0.88 |
0.97 |
1.18 |
1.33 |
1.55 |
|
2 |
0.12 |
0.25 |
0.34 |
0.39 |
0.49 |
0.54 |
0.62 |
0.84 |