勝利貢献値(貢献値)とは??-貢献値の意義
「貢献値」とは、各プレーの貢献度を、プレー前のチームの勝利確率と、プレー後の勝利確率の差で測るものです。
例えば、1回表無死無走者(つまりプレーボールの状態)のチームの勝利確率は50%、先頭バッターがヒットを打って、無死1塁になった場合、チームの勝利確率は53.4%であるとして、チームの勝利確率は3.4%「増加した」ことになります。この増加分が、打者の「貢献値」です。
チームの勝利確率の詳しい求め方については、「勝率案の詳細な説明」の項を、試合の各局面での勝利確率については「勝率一覧表」を参照にしてください。また、貢献値は、下の「計算機」を利用すれば、簡単に求めることが出来ます。
各チームは試合開始前の勝利確率が、それぞれ50%です。そして、チームが勝利すればチームの勝利確率は100%、チームが敗北すればチームの勝利確率は0%になります。したがって、チーム全体の勝利確率の変動分は、チームが勝利した場合にはプラス50%、チームが敗北した場合にはマイナス50%になります。
つまり、ある試合における片方のチームの、試合に参加した各プレーヤーの「貢献値」の合計は、チームが勝利した場合にはプラス50%、チームが敗北した場合にはマイナス50%になります。勿論、チームが勝利した場合にも、チーム内には当該試合における貢献値がプラスの選手もいればマイナスの選手もいます。特にシーソーゲームのような展開では、プラスの選手とマイナスの選手の差は大きくなります。しかし、プラスの選手、マイナスの選手取り混ぜて、貢献値のチーム合計がプラス50%であれば、チームは勝利した、ということになります。
このことは、貢献値50%プラス分が、チームの貯金1に該当することを意味しています。例えば、チームが勝ったとき、チーム全体としてプラス50%ですが、一人でプラス50%を稼いだ選手がいた場合には、それ以外の選手は平均的にプラスマイナスゼロになります。つまり、その一人で50%稼いだ選手のおかげで、チームは貯金1を得たことになるのです。
そこで、例えば、シーズンを終えて、貢献値がプラス500%の選手(MVP級の選手ですが)は、彼の貢献により、チームがまるまる10の貯金を獲得したことを意味します。一方、貢献値がマイナス100%の選手は、彼の責任により、チームがまるまる2つの借金をしたことになります。
例えば、松井は、貢献値が年間プラス500%近い選手だったので、彼が抜けた場合、巨人は貯金マイナス10を覚悟しなければならない、ということです。又、松井の代わりに出る選手がマイナスの貢献値であった場合には、さらに貯金が減ることを覚悟しなければならないということです。
なお、貢献値は、勝利確率の変動分を前提にするものですが、勝利確率は、標準選手を基準に算定されています(「勝率案とは??」参照)。したがって、貢献値も、シーズンを通してみれば、標準的な選手は、プラスマイナスゼロに近い数字になります。このように、貢献値は、MVP級の選手の評価には適していますが、一般的なレギュラー選手の評価を行うには不便なことがあります。(「貢献値の弱点」参照)